『影山茂夫』というキャラクターの天才的なデザイン
俺はオタクだ!いろんな言葉がデケェぞ!
影山茂夫という男(14歳中学2年生)を知っているか。知っているよな。
ご存じ現在テレビアニメシリーズ第三期を絶賛放映中の『モブサイコ100』の主人公だ。
さて、私は常々影山茂夫のデザインは神がかっていると喚き散らしている。
え?ツイッターだとあんま言ってなくない?少なくとも頭の中では喚いてるわよ!
そんなわけだからせっかく放映中なんだから(というか今後こんな絶好の機会は無いだろうし)影山茂夫について怪文書を綴っていこうと思う。
題して、『影山茂夫のキャラデザについて』である。
影山茂夫の必要最低限プロフィール
名前:影山茂夫
あだ名:モブ、白Tポイズン(舞台は『黒ウニヘッド』か)
誕生日:5月12日(干支の寅年から逆算すると1998年生まれ、おうし座)
身長:157.7cm
体重:44.3kg
長所:物音を立てないところ
短所:空気が読めないところ
趣味:空模様を眺める
名前が既にかわいい
かげやましげお、かげやましげお。声に出して読みたい日本語優勝待ったなしのかわいい名前。なんだそのかげやましげおは。
『しげお』にはいろいろな漢字が当てられるが、この中でも『茂夫』を当ててくれた両親には何かしらの賞を差し上げたい。
特に『夫』の字を当ててくれた所なんかノーベル平和賞とかなんかそんな賞をあげたい。『男』でも『雄』でもなく『夫』。勝手なイメージとして前2つだとガッツリ『男性』って感じで、どちらかと言うとヤベー奴のイーブイを魔法界で筋力極振り進化させたマッシュ・バーンデッドが出てくる。いやそいつは茂雄でも茂男でもなくマッシュ・バーンデッドだが。
そして第一子『茂夫』から第二子『律』への変遷が気になる。どうした。
とはいえ茂夫だから『モブ』というのもなかなか酷なあだ名だと思うし、実際(おそらくは)別作品であれば埋もれてしまうようなビジュアルではあるはずなんだよなぁ。黒髪で、ぱっつんで、長所の『物音を立てないところ』と言うのはメインキャラクターに干渉しないくらいの意味合いに見えてくるから恐ろしい。
なお名前についての個人的見解としては、3期1話でお父さんの名前が『影山信彦』と判明したのでお父さんの意見が採用されて茂夫になったのかもしれない。となると律はお母さんの命名なのかもしれない。お母さんの名前は明らかになる日が来るのだろうか……。
身長がかわいい
身長がアニメや漫画あるあるの「年齢に対してめっちゃ高い」とならないこの見事な塩梅。最高すぎるぜ!!!!
外部サイトによると2012年の14歳男子の平均身長は165.1cm・平均体重は54.2kgのようで、どちらかというと13歳平均身長159.5cm・平均体重49.0kgの方が近いので小柄な方なのかもしれない。ちっちゃくてかわいいねェ〜〜〜〜〜〜〜!!!!(言うてこの子私よりデカいんだが)
とは言え、数字上はかなり小柄に見えるが実際にアニメで見るとそこまで極端に低身長なわけでもないようなので、塩中の平均身長はもっと下か、あるいは肉体改造部みたいな面々が平均身長を引き上げているのかもしれない。
しかし身長が突出していないというのはそれだけ物理的に群衆に紛れやすいということでもあり。そこすらも『モブ(キャラ)』にかけてくるという恐ろしさよ。
重い前髪
ところでおわかりいただけるだろうか……実は彼はクラスの中でもダントツで麗しい黒髪をしていると言うことを。おかわりいただけるだろうか。
そしてトレードマークと言っても過言ではない重めの前髪。これが本当に天才的なのだ。
何せ、丸書いて上を黒く塗り潰せば概ね影山茂夫に見える。見えない?見えるんだよ。少なくとも限界オタクには見える。
し、香水のデザインはこれに目を書き足したものだ。それだけシンプルな構造をしているということでもある。
だが、それだけでは無い。これもあるがこれだけでは無いのだ。この前髪によってもたらされる効果は。凄い。
前髪と超能力と感情表現
眉毛は、ないと表情が正確に読み取りづらいものだ。絵はもちろん、文章でも眉を使って表情を表すことは多々あると思うからそれだけ眉とは雄弁に感情を伝えるものなのだろう。
話は影山茂夫に戻し、普段彼の前髪は降りていて眉毛は見えない。そうすると感情が非常に分かりづらく、表情がないとか、何考えてるのかわからないなど言われやすい。影山茂夫の趣味が空模様を眺めるなので実際ぼーっとしてるだけのこともあると思うが。
そして彼は(特に強い)超能力を使うと髪が持ち上がって今まで見えなかったセンシティブ眉毛が見えるようになる。そうすることで初めて彼が眉を吊り上げているのか、顰めているのか、皺を寄せているのかがわかる。
"好きなように""思うがまま"動けないとなると常に感情にブレーキをかけた状態になる。
"力"の使用を避ける生活が、自分のコンプレックスになっている事にモブ本人は気づいていない。
抑圧された感情はモブの心の奥深くで少しずつ膨らんでいく。
内で溢れ出し暴れる感情のセーブにも、一定の限界許容量がある。
そして今まさに、奔流し、渦を巻く感情が遂に限界を迎えようとしていた。
――1巻134,135ページ
本編で初めて爆発させた感情は(笑)での『怒り』であり、それについては上のような説明があった。
彼の超能力は感情と強く結びついている。
というより彼が爆発的火力で超能力を使う時は大体何かしらの感情が爆発している。特に初期の抑え気味の影山茂夫はその傾向が強い。物語が進むにつれて自らの意思で理由と目的を持って使ったりする事はあるが、戦闘などは分かりやすい。
なんにせよ、影山茂夫の超能力は感情に起因する。そして超能力を使う時髪が上がり眉が見える。
つまりは感情を起因とする超能力を使うと感情が分かりやすくなるというモノスゴイ・キャラクターデザインをしているわけである。
私自身オタク歴はそこそこあると思うが、深く狭くのオタクなので他にこういったキャラクターデザインのキャラがいるのかは不明だが、これを理解した時「わんせんせぇ天才じゃん!!!」とか叫んだ気がする。多分叫んだ。車の中とかで。
総括
そんな訳で推し山茂夫、否、影山茂夫をキャラクターデザインからプッシュしてみた訳だが、正直書きながら思ってたけどただの怪文書だな、これ。
内面的なところから書いていくと無限に怪文書が生成されるし、なんならこれからモブサイコ100という作品の終わりを知る人達(がこんなトンチキ怪文書見てるかはともかく)に対してとんでもないネタバレになってしまうので、機会があればその時にでも書きたいな。書かないフラグだこれ。
とりあえずこれだけ言わせてください。
影山茂夫をすこれ!!